「じゃ、リカバリー。2,500ft維持して、クルーズスピードまで回復ね。」…と教官。
巡航飛行速度まで回復です。
速度を回復するためにパワーを全開にしフラップを1段格納します => 飛行方位と高度を維持し速度を確認します (ここで高度がすこーし?下がってしまう・・・当然教官から指摘されました。「高度!」の一言でしたけど(^▽^;あちゃ) => さらにフラップを1段格納します => 飛行方位と高度を維持し速度が上がっていることを確認します(ココでも「高度!」(^▽^;あちゃちゃ) => フラップを全格納します => 飛行方位と高度を維持し速度が巡航速度に達したら、エンジンパワーをクルーズパワーに合わせて完了です。
ま、多少(?)フラフラしましたが、なんとか巡航速度まで回復させる事ができました。
「OK!じゃ、帰ろうか。」…と教官。
今回の飛行は大満足!三半規管も無事でした(笑)

訓練を終え満足げな俺。今日はあんまり指摘されないだろうと思っていたが、クールな表情の教官。
「まぁ、ええんちゃう? そやなぁ・・・もうちょっとひとつひとつの動作をテキパキせなアカンで。あと、訓練マニュアルちゃんと読んどいてなぁ。手順は覚えておかなアカンな。」・・・・・とやっぱりダメ出し。
あ!そうだった…忘れてた…。
←
これをちゃんと読んでおきなさいってこった(^▽^;
スローフライト訓練の開始速度まで飛行方位と高度を維持しながらパワーを絞り減速します。 =>
Vfeをチェックしてフラップを1段下げ、飛行方位と高度を維持します。 => さらにフラップを1段下げ、飛行方位と高度を維持します。 => フルフラップにして、飛行方位と高度を維持します。65ノットに減速する少し前にエンジンパワーとピッチを調整して失速させないようにします。 => 65ノットを維持しスローフライトを続けます。
ここまでは我ながら順調!ですが、飛行姿勢がノーズ上げ状態の飛行ですので、
Pファクターも作用し、飛行方位を維持するのが非常に大変でした。上を向いているのに上昇していない…なんとも言い難いびみょ〜な感じがします。あえて表現するならスポンジの上に乗っているって感じでしょうか。ヘソの辺りに感じるふわふわ感がまたびみょ〜。
「じゃ、65ノット維持して HDG120 に左旋廻、3,500ftまで上昇して。」・・・と教官。
上昇するのだからエンジンパワーを足してと、速度維持するためにピッチをちょこっと上げ気味にしてと…。
ここまでは操縦に慣れてきたのか理屈よりも先に体が動くようになっていた…。しか〜し、ここからですよ!…ハイ、また怒られちゃいました。
左に旋廻をしようとバンクを30度に持っていったところで教官がぁぁぁぁぁ。
「フルフラップで深いバンクすると失速するでぇ!シャローターンにせんとアカンでぇ!」
ありゃりゃ、そうなんですか?しらなかったっすね〜。つーか、マニュアル読んでねぇんだもん(^▽^;
バンクを少なくしてゆっくりとターンしながら3,500ftを目指します。これがまたびみょ〜な感じで、いままでイメージしていた飛行機の飛行姿勢にはなかった動きなんです。上向いて、ちょこっと左に傾斜して、ふんわりふんわり上昇旋回していくんです。計器に目をやると、ちゃんと上昇旋回してるんだからなんとも不思議に感じました。
「じゃ、こんどは HDG300 に左旋廻、2,500ftまで下降して。65ノット維持ね。」・・・と教官。
下降するのだからエンジンパワーを少なくして揚力を減らし、ピッチをちょこっと下げ気味にし速度が一定になるように調整してと…。
するとノーズが下を向いていないのにちゃんと下降してくれます。これも、なんとなくだけど理屈よりも体が先に動いちゃいました。あ!もちろん、さっき怒られたばっかりなので、ちゃんとバンクの小さいシャローターンで旋廻しましたよん。マニュアル読んでねぇ割にはナカナカやるもんだ!…と自画自賛!
実は、手順はちゃうけどユックリ下降していくのはフライトシミュレーターで経験済みだったのだ。最初は苦労しましたけどねぇ…。下降しようとしてノーズを下に向けると加速してしまうもんだから、エンジンパワーを絞りますよね。でも、それだとナカナカ減速してくれないんですよね。んで、試行錯誤して身についたのが 「ディセンドレート(下降率)はエンジンパワーでコントロール」「エアスピード(飛行速度)はピッチでコントロール」なのです。下降しながら減速させるときは、この辺をちゃんと理解していないと全然思うように飛んでくれまへん。 いや〜、シミュレーターやってて良かった(笑)
ま、これもまたびみょ〜な感じはあるわけで、あまり下を向いてないのにちゃんと下降していくのです。例えるなら、旅客機の最終着陸態勢ですかね。エンジン音が小さくなって(パワーを絞っている)姿勢が水平(ちょこっと下向きかな)の状態で下降していくんですね。ジェットコースターと言うよりも雰囲気的にはエレベーター。実際に操縦してみるとこれは面白いです。
スローフライトでの下降は、着陸時の機体コントロールに結びつきます。「エンジンパワーで高度・ピッチで速度をコントロール」という基本的な操作が身につきます。シッカリ体に馴染ませないとね♪
デパーチャー管制を終え、「サウスプラクティクスエリア」で今回は
スティープターンの訓練から開始。うまく行くかな…?
操縦席から外を見ながら飛行姿勢を確認(計器で再確認) 旋回中、景色の見え方が一定になるようにピッチを調整。 速度を維持するためににパワーを少し調整します。 外の景色と計器で再確認し微調整。 360度回り次は右にターン。360度に近づくちょっと手前で右に操縦桿を切り機体をロールアウトさせます。バンクが浅くなると揚力が増えるので、高度を維持するために操縦桿を少し押しピッチを下げます。右にターンしバンクが深くなると揚力が減るので、ピッチをすこし上げます。
多少フラフラの飛行ですがずいぶんマシなりました。
このあと、さらに数回スティープターンの訓練をし30分ぐらい経ったでしょうか…。
「じゃ、次スローフライトやりますか。2500ft HDG300 維持して。」…と教官。
やっと次の訓練に移れるです。ピッチとパワーを調整して、指示されたコースと高度を維持します。
「ハイ、じゃ始めて」と教官。………ですが手順がわかりません(^▽^;
「え?どうやってやるんすか?」と質問すると、
「へ?訓練マニュアル読んでへんの?」と教官。どうやら俺は勘違いをしていたようです。教官が手本を見せてくれて、それを訓練生がマネをする・・・と思っていたです。地上でフラフラ〜としていてはダメですね。さまざまな訓練の操作手順は、あらかじめ渡されていますしねぇ。ちゃんと勉強しないといけないですね。 「スイマセン。ATCのマニュアルばかり読んでて、マニューバーのマニュアルはペラペラ〜と開いて眺めただけでシッカリ読んでません。今回はお手本と言うことで教官やって見せてください。(滝汗)」とお願いしちゃいました。
スローフライトの訓練開始です。まず速度を落とすためにパワーを絞ります(約1,800rpm) => 高度を維持するためにピッチを上げます => 速度が
Vfe以下に減速していることを確認しフラップを1段(10度)下げます => 飛行方位と高度を維持します => さらにフラップを1段(25度)下げます => 飛行方位と高度を維持します => さらにフラップを1段(40度)下げフルフラップにします => 飛行方位と高度を維持します => パワーとピッチを調整して
Vs1の約1.2倍の速度(65ノット)を維持し、しばらくそのまま飛行します => この状態から高度を一定に保ったまま増減速したり、速度を一定に保ったまま高度を上げ下げする訓練をします => 訓練が終わると巡航速度まで速度を回復するためにパワーを全開にしフラップを1段格納します => 飛行方位と高度を維持し速度を確認します => さらにフラップを1段格納します => 飛行方位と高度を維持し速度が上がっていることを確認します => フラップを全格納します => 飛行方位と高度を維持し速度が巡航速度に達したら、エンジンパワーをクルーズパワーに合わせて完了です。
なるほど…高度の調整って操縦桿でヒョイヒョイとするものと思っていましたが、スローフライトをしてみるとその認識が間違いであると言う事がハッキリ分かります。機体が上を向けば上昇、下を向けば下降ではないんですね。エンジンパワーと飛行姿勢のびみょ〜な関係によって上昇したり下降したりするものなんですねぇ。
……さてさて、次は俺が操縦する番です。
訓練二日目の午後・・・。
プリフライトインスペクションを終え操縦席に乗り込む。教官が乗りこみ今度はエンジンスタート前のチェック。さすがに午前中やったばかりなので、「教官〜。コレ何でしたっけ?」と、間抜けな行動の回数も
減り、エンジン始動へ。午前中よりも幾分時間の短縮がみられる…が、なかなか完璧に覚えられねぇ〜。
エンジンを始動させ、機体をランナップエリアへ。
ホノルルクリアランスに飛行承認を申し込みする…、もちろん「ジャパニーズイングリッシュ」で(笑)
午前中の訓練終了後、教官から「ATCちゃんとせなアカンで!」と言われていたので、ATCマニュアルとニラメッコしほとんど丸暗記の状態だ。なんとかリードバックできたけど、このままでは応用が利かないな(^▽^; ナントカシナイト…。続いて、エンジン、計器、機体、無線機等の再チェックをチェックリストに従って行う。
すべてのチェック項目を完了し、
ホノルルグラウンドにコンタクト。許可をもらい4R滑走路のF誘導路へと移動する。う〜む、だいぶスムーズになってきたぞ!
続いてビフォア-テイクオフチェックを行う。誘導路へと移動しながらの作業なので、周りをキョロキョロし安全を確認しながら機体をチェックしていくのでモタモタしてしまう。移動中の機体はまっすぐ進ませることが出来ずにフラフラだ。そして機体が誘導路Fに近づき、管制が
ホノルルタワーにハンドオフされ、誘導路Fに入り滑走路手前で待機…と思ったら、そのまま4L滑走路進入待機の指示が出る。
んで、離陸許可がでて今日も
ノーマルテイクオフで地上を離れ、ホノルルタワーから
ホノルルデパーチャ-にハンドオフされ、現在高度を伝えレーダー管制を確認します。エアスピードをクライムスピードの86ノットに増速し、クライムチェックをしながらレッドヒルスリーをトレース。1500ftを目指します。
ここまでは割とスムーズに出来るようになってきた。…と思う(^▽^;
今度は操縦席から外を見ながら 機体を左に45度傾ける(チラリと計器を確認) => 外の景色が上がり始める(機体が沈み始めてる) => 高度が下がらないようにピッチをすこし上げる(景色の見え方が一定になるように) => 速度低下しないようにパワーを少し入れる => バンク角度・高度を操縦席から見える景色と計器で確認し微調整する……んをっ!さっきまでとは全然違うです。まだまだフラフラしてますが、幾分マシになりました。
…なるほどねぇ〜。こんなに単純な事だったんですね。なんだか航空機をちゃんと自分で操縦してる気がしてきます。不思議なものです。
クルリと360度回ると次は右にターンです。360度に近づくちょっと手前で右に操縦桿を切り機体をロールアウトさせます。…すると!
「あらららららら!?高度がぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ターン中に高度が下がらないように操縦桿を引いていたのだから、そのまま引いた状態でロールアウトし機体が水平になると当然上昇してしまうのです。昨日はフラフラしてたから気づかなかったが、こんなところにも落とし穴が(笑)
高度を維持するために操縦桿を少し押します。すると右にスティープターンを始めるときには下がりすぎた状態!(オーバーコントロールなんですね) 高度を維持するために今度は操縦桿を引きます。するとググッとGを感じながら上昇を始めます。が、またしても上がりすぎ!(またしてもオーバーコントロール) 結局、高度を維持できないままフラフラの飛行になってしまいます。
無残にも今回も三半規管が容赦なく揺られあたしゃフラフラに(笑)
しかし、この状態にも教官はビクともしません。対したモンです。(実はあとから聞いたら、ヘタな操縦だと教官もフラフラになるそうです。慣れもありますけどね)
このあと自分のヘタクソな操縦でさんざん揺られた三半規管と、あきれ顔の教官とに相談しながら、スティープターンを集中的に訓練しました。

訓練を終えクラスルームに戻り「頭クラクラわたしゃフラフラ〜」とボケていると、ニヤリと笑い教官が、
「まぁ、スティープターンはマシになってきたけど、ATCもうちょっとシッカリせなアカンで!あれじゃいつまでたっても一人で飛べへんよ。」とダメ出し…。
(^▽^; やっぱりアマクねぇ〜